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脂肪吸引で吸引する脂肪は皮膚と筋肉の間にある、いわゆる皮下脂肪ですが、薄い境界膜によって浅層と深層の2層に別れています。 浅層脂肪には細い血管や神経がたくさん通っていて、ダイエットによって減らすことができる部分です。

一方深層脂肪には血管、神経が少なく、脂肪も燃焼されにくいために、一旦増えてしまうとダイエットで落とすのに非常に苦労します。 浅層脂肪は比較的全身に均等に存在していますが、深層脂肪は全身に均等に存在しているわけではなく、女性の場合、いわゆる下半身(下腹部、腰周り、お尻の下〜太ももの移行部)に特に多い傾向があります。

このように深層脂肪は付き方に偏りがあることから、専門的にはLFD(localized fat deposit:局所的な脂肪の蓄積という意味)と呼ばれています。また女性の場合、腸骨(骨盤の骨)の少し下あたり境界膜の癒着があり深層脂肪(LFD)にくびれができるので、深層脂肪(LFD)が多い女性の場合、腰からお尻、太ももにかけてのラインが段になって見えることがあります。

カンの良い方はお気づきのことと思いますが、深層脂肪(LFD)を上手に減らすことができれば、それだけで体型の崩れはかなり改善されます。 先にご説明したように深層脂肪(LFD)はダイエットでは落とすのに苦労しますが、脂肪吸引なら狙いを定めて確実に吸引除去することができます。深層に存在し、血行が少ないために、大量に吸引しても凸凹ができにくく、また吸引時の出血もほとんどないために、まさに脂肪吸引には好都合の脂肪でもあります。 したがって脂肪吸引では、まず深層脂肪(LFD)をダーゲットにします。しかし実際には深層脂肪(LFD)が少ない部位の吸引や、深層脂肪(LFD)の吸引だけでは患者様の満足レベルには到達できないこともあるので、さらに浅層脂肪も吸引除去していきます(スーパーフィッシャルリポサクション)。また、お尻の下など一部の部位では、浅層脂肪だけを吸引したほうが良い部位もあります(詳しくは部位別の特徴をご覧ください)。ただし浅層脂肪の吸引(スーパーフィッシャルリポサクション)は、取りすぎたり、雑な取り方をしたりすると、凸凹や色素沈着を起こす可能性があるので、医師の経験と技術が必要不可欠となります。


ダイエット

ダイエットでは、LFDはほとんど変わらず、主に浅層脂肪が減る


脂肪吸引

脂肪吸引では、まずLFDを十分に減らし、必要に応じて浅層脂肪も減らす




*なお、お腹の場合は皮下脂肪のほかに、内臓脂肪があります。これは吸引できませんので、内臓脂肪型肥満の場合はダイエットが必要不可欠です。


腹部のCT画像



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