顔や体の脂肪というのは、バターのような均一な油の塊ではなく、丸い粒状の脂肪細胞が密集した状態です。
脂肪細胞は、例えるとイクラ(魚卵)のような感じで、一粒一粒の細胞の中に脂肪分が貯えられています。
脂肪細胞自体の大きさは顕微鏡でなければ見えないほど小さなものですが、たくさん集まるとぜい肉のボリュームとなります。
さて、この脂肪細胞は乳幼児期と思春期の過食によって数が増えることが知られていますが、成人してからは一定の数で、増えることも減ることもありません。
成人してから太るのは、脂肪細胞が過食によって体内に入ってきた脂肪分を貯め込んで風船のように膨れるからであり、一方ダイエットで痩せるのは、食事制限や運動により、貯め込んだ脂肪分が消費されて細胞がしぼむことによって痩せるのです。しかし脂肪細胞はしぼんだだけで消えたわけではないので、ダイエットに成功しても、その後に過食で元に戻る(あるいは元より太ってしまう)、つまりリバウンドする可能性があります。
脂肪吸引とは、文字通り脂肪を吸い出す手術ですが、正確に言えば、脂肪を貯め込む場所である脂肪細胞を除去する手術です。除去した脂肪細胞が増えることはないので、ダイエットと違いリバウンドの心配がないのです。